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本『茶色い朝』フランク・パヴロフ 物語

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参院選終わり、フォトジャーナリストの安田菜津紀氏が、民主主義には手間がかかるとした上で、『茶色い朝』を迎えないためにも、かけがえのない手間の価値を改めて確認したいと述べていた。

知らなかった。
『茶色い朝』の存在を。さっそく取り寄せ、書棚へと収める。(なぜ今までこの書棚に収まっていなかったのかと思うほどしっくりくる)

茶色い朝とは?

たとえば茶色は、フランス人(作者はフランスとブルガリア国籍を持つ)にとってはナチスを連想させる。
茶色のシャツを制服としていた初期のナチス党。他にも、ナチズム、ファシズム、全体主義などと親和性をもつ「極右」の人びとを連想させる色でもある。

茶色の犬、茶色の猫、茶色の人、茶色の言葉、茶色の法律、茶色の心・・・

人びとが何の疑いも抱かなかったばっかりに(疑わなかったからこそ)、カラフルな社会から色が奪われ、徐々に茶色に染まっていく様を、その恐ろしさを描いた現代の寓話だ。

そして先の参院選最中、自国ファースト(ポピュリズム)を掲げ差別をあおり躍進していく茶色ではなくオレンジ色に染まっていく様とうりふたつであったことから、安田氏は『茶色い朝』を紹介したのではなかろうか。

この物語は、フランスで出版された「Matin brun」(1998)フランク・パブロフを元に、映画「ブラウン・バーニー(茶色い兎)」(2003)の監督・出演を務めたヴィンセント・ギャロが日本語版のために描いた14点の作品と、高橋哲哉がふつうの人びとである私たちに向けたメッセージを添えた、日本だけのオリジナル編集である。

ここには、『茶色い朝』を迎えないためには「どうすればいいのか?」の答えはない。その答えを導き出すためにも、「考えつづけるけることをやめてはいけない」。その重要さが惜しげもなく詰まっている。

『茶色い朝』フランク・パヴロフ 物語 ヴィンセント・ギャロ 絵 高橋哲哉 メッセージ 藤本一勇 訳(大月書店)2003/12/8

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