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本『たからもの』古知屋恵子*ポストカード2枚セット
¥1,600
ーうたとおどりとおいしいごはん これだけあればいうことなし おかねやほうせきいりません おっとわすれちゃいけません いっしょにたのしむあいするかぞくー 生きるために、大切なことがここにはぎっしりと詰まっている。 毎日の忙しさにかまけて、ついつい忘れてしまいがちな大切なこと。 そうして、おざなりにしてしまいそうになったのなら、そっと開いてごらんよ、刺繍に彩られたこのページを。 土地を追われたパレ スチナの人の悲しみを知ってもらいたい、そんな想いとともにこの絵本は誕生した。 悲しい時も、苦しい時も、ユーモアを忘れず、いとなみを続けてゆく強さ、伝統的な刺繍と詩の文化を持つ人たち。 そんな、詩と刺繍を使い、自らの手で時間をかけて紡ぎたかったと著者は語る。それはまるで、パレスチナ人の暮らしをなぞるように。 2010年に自主出版された『たからもの』。売上の全額がパレスチナの人たちへ寄付されるポストカードを2枚添えて。 カタチあるものだけが、目に見えるものだけが、たからものではないと、本当に大切なものとは何かを教えてくれる、ズバリ、「たからもの」のような書。 【タイトル、著者】『たからもの』古知屋恵子 【出版社】自主出版 【出版日】2010 【税込価格】¥1,600*PC2枚を含む #たからもの #古知屋恵子 #自主出版
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本『国籍と遺書、兄への手紙 ルーツを巡る旅の先に』安田菜津記
¥2,090
「私たちは父にとって“必要のない存在”になってしまったのか」 戸籍に見慣れない文字(ハングル文字)を見つけたのは高校二年生のときだった。父が在日コリアンだと知った瞬間から、彼女のルーツを巡る旅が始まる。 「弱かったのは個人ではなく、社会の支え」 この不条理な社会を真摯に見つめる彼女の眼差しの先には、希望を孕んでいる。 2023.5.8(ヘウレーカ)
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本『マイノリティだと思っていたらマジョリティだった件』松井彰彦/塔島ひろみ 編集
¥1,980
なんらかのハンディを抱えながら、自分の「生」を生き生きとまっとうする人びとの14編のエッセイ。 ー彼らを「異者」として切り捨てる線。その線は同時にあなたをフツウという安全地帯にかくまってくれる。ちょっと変わった癖も、大きすぎる背中のホクロも、隠してくれる。強烈な個性も、薄めてくれる。ー 小林エリコ、西倉実季、吉野靫、加納土、ナガノハル、田中恵美子、村山美和、小川てつオ、丹羽太一、アベベ・サレシラシェ・アマレ、石川浩司、前川直哉 2022.10.5(ヘウレーカ)
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本『ハイファに戻って/太陽の男たち』ガッサーン・カナファーニー 著 黒田寿郎/奴田原睦明 訳
¥968
「なぜ叫び声をあげなかったんだ。 なぜだ。 なぜおまえたちはタンクの蓋を叩かなかったんだ。 なぜタンクの蓋を叩かなかったんだ。 なぜだ。なぜだ。なぜだ」 ー「太陽の男たち」よりー 悲痛なまでの叫びは、空虚なこの世界を谺する。 はっとした。 これは、いま現在のことを言っているのではなかろうか。太陽の男たちは、これまでも叫んでいるし、これからも叫び続けるだろうし、タンクの蓋をずっと叩き続けている。もう、70年以上も。(この物語が書かれたのは1978年以前) 太陽の男たちの叫びが、タンクの蓋を叩く音が、聞こえない。いや、聞こえないのではなく、聞こうとしないのだ。 「オレンジ! 自分の手でそれを植え、育てていた農民が土地を追われ、オレンジから引き離されようとしたとき「オレンジは、その水加減をする手が変わると、枯れるのだ」と叫んでいたっけ」 ー「悲しいオレンジの実る土地」ー これからは、オレンジを食べる度に、その爽やかな香りに宿るかれらの不遇を思い出すでことであろう。故郷を奪われたかれらの悲しみを。 民衆の“ために”書くのではなく、民衆の“ことを”そのまま書いた物語の数々。 これほどまでに心が揺さぶられる物語たちを、私は知らない。 “これで生きてるっていえるか?これなら、死んだ方がましだ” ー「彼岸へ」よりー かれらが、記憶ごとごっそり消されてなくなってしまわないためにも かれらが、死んだ方がましだなんて自らが思わなくてもいいように やれることやは山積みだ。 【タイトル、著者】『ハイファに戻って/太陽の男たち』ガッサーン・カナファーニー 著 黒田寿郎/奴田原睦明 訳 【出版社】河出文庫 【出版日】2017/6/10 【税込価格】¥968 #ghassankanafany #ガッサーンカナファーニー #ハイファに戻って #太陽の男たち #ハイファに戻って太陽の男たち #黒田寿郎 #奴田原睦明 #河出文庫 #現代アラブ小説全集
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本『イスラエルについて知っておきたい30こと』早尾貴紀
¥2,090
停戦はなされていない。 それどころか、いまこうしている間にも、イス軍がガ ザで全面戦争を再開と緊急速報が入ってくる。(3月18日11:27現在) われわれは、目の前に立ち塞がる巨大暴力に対し成す術もないのか。手も足も出せずにこの不条理な世界を傍観していろと。否。 結論から申し上げよう。 成す術はある。 では、どうしたらいいかと申せば、答えは既に目の前にあるのだ。 イス軍によるパレ ス チナ攻撃、占領を批判することが大切ですし、常日頃から人権や民主主義を尊重し、あらゆる差別に反対しながら、足下の政治・経済を公正にすることも大切である。性差別、先住民差別、障がい者差別、さまざまなマイノリティーの差別をなくしていくことは、結果、巨大暴力の根を摘んでいく行為ほかならない。 この暴力を断ち切るためには、個々の努力も必要なのである。 パレ ス チナ側に立つということは ムス リムである必要はなく、ただ人間であればいいだけのことなのだから。 迫害され、行き場を失ったユ ダヤ人が聖地パレ ス チナに建国したイス ラ エルという認識だったが、どうやらそれは違ったようだ。イス ラ エルと呼ぶのはよして、「シオ ニ スト国」と名乗ってもらうとしっくりくる。 ここ最近感じていたもやもや(どこの国にも人びとのいとなみがあるということ)が、この書を読むことによって少し晴れた。 ささ、今日も叫ぶよ、解放を! 【タイトル、著者】『イスラエルについて知っておきたい30こと』早尾貴紀 【出版社】平凡社 【出版日】2025/2/10 【税込価格】¥2,090 #早尾貴紀 #イスラエルについて知っておきたい30のこと #平凡社
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本『菜食と生きる』aoi,Azegami,Chiharu,Den他
¥1,500
zin ヴィーガンってなんなん? からヴィーガンについてをあれこれを aoi,Azegami,Chiharu,Den,echo,Sachie の6人が語り尽くす。 「ふむふむ、なるほど」、街へくり出す際に、はたまたトロントへ行った(行くのか?)暁には、おすすめのヴィーガン屋に行ってみたいわとなるショップが多数掲載されている。 「いっちょ作ってみようか知らん、ヴィーガンカレー」となるであろう、レシピも掲載されている。 さて、動植物に配慮した暮らしをする人に共通してくるのが視野の広さ。ヴィーガ二ズムはもとより、パレ スチナのお話やBDS、環境のことも話題に上る。 6人の会話に参戦しているかのような臨場感あふれる読み応えのあるzinのお目見えです。 2025.3.10(自主出版)
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本『自分の中に孤独を抱け』岡本太郎
¥793
ー人間がいちばん人間的なのは、 孤独であるときなんだ。ー 3.11 の今日という日に、どすんと心の奥底に響く岡本太郎の言霊。ポケットに太郎を忍ばせて。 2017.4.20(青春出版社)
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本『アイヌがまなざす 痛みの声を聴くとき』石原真衣 村上靖彦
¥2,970
SOLD OUT
たのしい本の紹介をと目下、数多の本を読み漁るもいかんせんイスラ エルの行動を追ってしまう選書ばかり。 アイヌの声は、植民地主義/レイシズム といった痛みを伴う声でもある。 そんなアイヌのまなざしを、自身のこと、パレ スチなのことと転換させ、イスラ エルの暴力性を止めるためのヒントが隠されてはいやしないかと読み解く。 2024.6.13(岩波書店)
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本『それはわたしが外国人だから? 日本の入管で起こっていること』安田菜津紀 著 金井真紀 絵・文
¥1,980
いま、日本で、実際に起きていること。 現実を見ようと読みはじめるも、読後は、ずっしりと沈んだ氣持ちになってしまう。 日本の、出入国在留管理庁(以下 入管)とは、日本国籍以外の人たちが、日本に入国したり、日本で暮らし続けたり、あるいは出て行ったりすることを「管理」して、問題が起きないように「監視」する役割を担う国の機構だ。 この入管で起きていることは、目を覆い、耳を塞ぎたくなる、口にするのも憚られるような光景が広がる。人権を無視した、とうてい許されるものではない光景が。 2023年6月入管法が改悪され、ますます外国人にとって厳しい現実が待ち受けることとなる。 これほどまでに「多様性」が謳われている現代であるにも関わらず、その言の葉は単に耳当たりのいいイメージとしてだけ在る。エコ、エシカル、SDGs然り。 こうして、多様性はずんずんとひとり歩きをし、国際的な教育に力を注ぐとか、平和教育をとか、上辺だけの多様性しか捉えず大切な本質が置き去りにされていっているように思う。残念なことに。 自分とは関係ないから、とか それって、外国人の問題でしょ、とか ほんとうにそうでしょうか? ーすべては地続きー この考えが常々抜け落ちているのではないかと、この問題に限らず言えるのでことなのではないでしょうか。 何人であろうと どこに住もうと 同じ人権 あなたが思い描く、住みやすい社会は、どんな色をしていますか? 写真左:『それはわたしが外国人だから? 日本の入管で起こっていること』 (ヘウレーカ) すべての漢字にルビ(ふりがな)が振ってある。こどもも大人も外国人にもやさしい配慮が随所に。 金井真紀さんのあたたかなイラストが、この書をより素敵に彩っている。 「難民・移民フェスのお話」にあった、欲しい未来は自分でつくるという考えが好きだ。 (つい先日、難民・移民フェスのアカウントが開設された @refugeemigrantfes ) 写真左:『隣人のあなた 「移民社会」日本でいま起きていること』(岩波書店 2022.11.8) 同著の『それはわたしが~』の前身となる本も必読。 2月28日には東京地方裁判所で、人種差別的な職務質問を止めさせるための口頭弁論第5回が行われる。 併せて注目したい。 【タイトル、著者】『それはわたしが外国人だから? 日本の入管で起こっていること』安田菜津紀 著 金井真紀 絵・文 【出版社】ヘウレーカ 【出版日】2024/4/15 【税込価格】¥1,980 #それはわたしが外国人だから #日本の入管で起こっていること #安田菜津紀 #ヘウレーカ #岩波書店 #金井真紀 #難民移民フェス #難民支援 #難民支援協会
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本『ピーナッツと6人、どっちが好きなの』宮川知宙
¥2,200
詩のような 散文のような 覚書のような 落書きのような 夢のような 幻のような 現実のような 摩訶不思議な読み物 2025.3.1(猋社)
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本『マワリテメクル小宇宙 暮らしに活かす陰陽五行』ムスビの会 岡部 賢二
¥1,980
『マワリテメクル小宇宙 暮らしに活かす陰陽五行』岡部 賢二(ムスビの会) 数多の陰陽五行の書物を読み漁るも、はて、難しすぎてなにがなにやらさっぱりわからない、と言うのが正直な感想なのですが、この本は図解も多く分かりやすいのが特徴。 すべての病気を五つに分類して、その原因と対策をつかむことができれば、どんな病気にも対応することができるようになる。陰陽五行を活用することで、病気の流れも類推することができる。 病気も五臓の中で循環しているから。 今の医療には、この循環という考えが抜けています。宇宙ではすべてが循環し、有機的に繋がっています。 この本の最大のテーマは循環です。平面的な循環ではなく、こころの世界を含めた立体的な多次元の循環と考えていただいた方が良いと思います。 さあ、春の土用に突入しました。 新暦の三月から五月までの「春」にあたる時期が「肝」の最も働く時期ですが、反対に「肝」に疲れをためやすい時期でもあります。 「肝」が疲れてくると「酸」味を要求します。体内毒素を排出するために酸が必要なのです。できるだけ梅酢や、梅干、梅肉エキス、味噌、醤油、漬物などの自然な酸味を摂るのがよいでしょう。 「肝」の働きを良くすのは緑黄色野菜です。「青」(=緑)色のものが五行では「肝」の食薬になります。ほうれん草や小松菜、春菊やパセリ、キャベツや菜の花、ニラなどカロチンや食物繊維の多い野菜がおすすめです。 「肝」が疲れて脳の血液に渋滞が起こると「怒り」が出てきやすくなります。怒りやストレスは「肝」を傷めるので、いつも気持ちをおおらかにして、肝の働きを助けてあげましょう。 このように、季節によってに生じる症状や感情の浮き沈みなどが季節特有のものだと知っていれば、家庭でできる処置(養生)をし、慌てて病院へ駆け込まなくて済む。 こういったことが症状別に索引もでき、その都度すとんと腑に落ちる、五臓六腑だけに「腸」わかりやすいのだ。 『家庭でできる自然療法』東城百合子 著と並ぶ、わが家のバイブル(『家庭の医学』自然療法Ver.)。
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本『ガザからの報告 現地で何が起きているのか』土井敏邦
¥693
「10月7日に関して言えば、ハマスの報復攻撃は間違いだった」 そう語るのは、パレスチナ・イスラエルを34年間取材してきたジャーナリスト・映画監督の土井敏邦さんだ。 先日、コープ自然派兵庫の総会イベントで、土井さんをお招きし「ガザからの報告」の映画(ショートバージョン)と、土井さんを囲んでお話を伺う機会に恵まれた。 正直、頭の中で強固に絡み合う紐を解くことができず、考えがうまくまとまらない。 ただ、ひとつ確実に言えることは、占領・植民地支配では、だれひとりとして幸せにすることができない真理。 武力では到底解決できないどころか、平和はますます掌からこぼれ落ちてゆく。 国家間の争いの中に潜む個々に、想いを馳せる。 かれらは数ではなく、同じ血の通ったひとりの人間であるということを想像するだけでも、この現実は今よりもほんのちょっとだけましになってゆくのではなかろうか。もう、そのくり返し。 解けない紐を前に投げ出すのか、時間がかかってもいいから1本ずつ地道に解き続けるのか。 私が望む世界は、私の手で解いてゆく。 心づもりは万端だ。 まずは、本日公開の映画「ノーアザーランド 故郷は他にない」を観て、彼らの苦悩と伴走しようと思う。 【タイトル、著者】『ガザからの報告 現地で何が起きているのか』土井敏邦 【出版社】岩波書店 【出版日】2024/7/5 【税込価格】¥693
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本『エトセトラ Vol.12』
¥1,540
映画「ノーアザーランド」 を観て、改めて噛み締めたよ。平和の大切さを。 「戦争をやめる」 ーとめるー でははなく ーやめるー というところにぐっとくる ぐっときたそばから、じゃあ、己にはなにができるのかと毎度の自問がはじまる。 遠い国の戦争も、圧倒的な暴力での占領や植民地支配も、紛争も、軍事も、政治も、教育も、目の前にあるこの暮らしも、すべてはおもしろいほど地続きなのだ。 今、手持ちの平和を、暴力によって他者に奪われることないよう 今、手持ちの平和を、分け隔てなく差し出せるよう やれることは山積みだ。 どの頁も、実り多き学びであふれる。 そんな中、一際光り輝いていた 小山田浩子さんのエッセイ 「すいか、クフィーヤ」 心の葛藤に(勝手に)共感し、勇氣をもらい、 阿部小涼さんの 「主権から人権のほうへ」 ー「止めようとしたのに」と後から言い訳するのはもういやだ。だから、戦争をやめることー という言葉に震えるほど感動し、突き動かされ、原動力となるこの言の葉を武器に、しっかりと声を上げ続けるぜよとエネルギーチャージをしましたとさ。 安全地帯で、胡座をかいている暇なぞないんだ。 やったるでぃ(共に!と続け)。 【タイトル、著者】『エトセトラ Vol.12』 【出版社】エトセトラブックス 【出版日】2024/11/28
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本『教えて中馬さん!幸せのための憲法レッスン』金井奈津子
¥1,650
改憲反対! なぜならば・・・ 憲法は、お上(権力者)から国民ひとりひとりを守るための印籠とでも言おうか。「人権を守って!」とお上(権力者)に、個人の尊重(あなたがあなたらしく生きる自由)をないがしろにされないためのよりどころなのだ。 つまるところ、 憲法とは、主権者である国民が、政府などの権力側・権力者に守らせるためのものなのです。 そんな国民のよりどころである憲法を、お上がなぜ変えたいのか?ちょっと考えれば自ずと答えは出てきますね。 これは、あなたを守るための教科書です。 2016.4.30(かもがわ出版)
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本『ママとマハ パレスチナに生きるふたり』高橋美香 文・写真
¥1,980
SOLD OUT
「あっ、パルなんとかの人」と目が合った途端に叫ばれ、「また、読んでくれるの?」というではないか。 おお、三年生よ。先月、読み聞かせをした『パレスチナのお話』(@ghufronyzd ダウンロードできます)のことを覚えていてくれて、先の発言。「パルのなんとかじゃなくて、パレスチナね。今日も読むよ」と選んだ本は、『ママとマハ パレスチナに生きるふたり』高橋美香 文・写真(かもがわ出版)。 ヨルダン川西岸地区、ママはビリン村、マハはジェニン難民キャンプに住む。たった数十キロしか離れていないにも関わらず、ふたりは移動の自由すらままならないイスラエルの占領下の元、著者のミカを通して、ふたりは電話でつながる。「いつか会って、ミカと三人でお茶を飲もう」というささやかな願いすら簡単に叶わない地で、約束は交わされる。 『パレスチナのお話』読んでから一月が経ったけど、その後どうなったか知ってると問う。 みんなは、TVニュースには上がってこないパレスチナのことにぽかんと口を開けていた。 一人だけ「YouTubeで見たよ」と教えてくれる子がいた。 情報は取りに行かなければ見えてこない。なぜだろうね。きっと、誰かの都合のいいように操作されているからなのかもしれないね。と疑うことは大事だ。 イスラエルの侵攻はますますエスカレートし、パレスチナはすべてを消されようとしている... 昨年10月7日からのジェノサイドの1年をまとめた『知ろう・話そう パレスチナ ジェノサイドの1年』(@palestinejpn ダウンロードできます)を配ってきた。現状はこうなんだよといわんばかりに印籠を突き付ける。三年生に向かってではあるが、「漢字が多いのでお家の人と一緒に読んでね」と三年生の後ろに見える家人を巻き込む算段だ。 本日の種まきは終了。 この種がすくすくと育ち、かれら/かのじょらが大きくなるころには、世界から争いがなくなっていることを願いながら、今日もまた種まきは続くのである 大切な人の命を不条理に奪われませんように みんなが自分の場所でおだやかに笑って暮らせますように 平和を渇望するママとマハとミカとともに... 【タイトル、著者】『ママとマハ パレスチナに生きるふたり』高橋美香 文・写真 【出版社】かもがわ出版 【出版日】2023/1/20 【税込価格】¥1,980 #ママとマハ #パレスチナに生きるふたりママとマハ #高橋美香 #かもがわ出版 #知ろう #話そう #ジェノサイド #1年 #読み聞かせボランティア #読み聞かせ絵本紹介
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本『白湯 毒だし健康法 体温を上げる魔法の飲みもの』蓮村 誠
¥1,680
からだをあたためることで代謝や消化力が上がる 冷え性が治った! 便秘が改善! やせた! 白湯飲み健康法の第一人者が正しい白湯の飲み方 効用を徹底紹介。1日3回沸かして飲むだけ、お金も掛からず毎日が幸福感に包まれることうけあい。 舌クリーナーをセットにしてお届けします。 2010.2.17(PHP文庫)
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本『チョコレート革命』俵万智
¥1,430
ー「愛は勝つ」 と歌う青年 愛と愛が戦うときは どうなるのだろうー 甘くも苦い大人の恋。至上の恋愛歌 1997.5.8(河出書房新社)
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本『思いどおりにいかない』坂本 千明 *サイン本
¥1,100
ーこんなはずではなかったー 得てして、思いどおりにいかないことのほうが多いのではなかろうか、こと人生においては。 思いどおりにいかないから人は何度でも経験を重ね、失敗を糧とし、もがき、あげき、そうした先に、思いどおりではないものの、納得のいく着地点を(なんとか)見つけ出す。この繰り返しなのではあるまいか、人生なぞ。 母の死、父の介護、実家売却、老化と更年期、保護猫との生活、理不尽ばかりで埋め尽くされた世界、下降の一途を辿る自己肯定感、肯定と否定の間を行き来する。「ひとりっ子」のプロで、「猫のひと」が紡ぐ、過去を許し受け入れた先に見えてくる希望を孕んだ物語(個人的な記録エッセイ)。 「知らないほうが楽だった」 と頭ではわかっている。それでもなお、知ろうとする。探究心というよりは、やさしさが勝る。 結果、「めんどくせー」と吐き散らかす。知ってしまった前の自分には戻ることができない、そんな厄介ごとを抱え、自分にできることを考え行動に移す。 一見すると、穏やかな凪のような坂本さんだが、胸の内に秘めた(思いどおりにいかない)思いは、冬の日本海の荒波の如く、飛沫を上げほとばしる。それは、読者の胸の内でくすぶって止まず、そのうち炎を上げだすのではないかと心配している。いい意味で。 きっと、知ってしまった、ああ、めんどくせーとなるに違いない。違いないが、それがヒューマニズムってやつだ。 知った後にどうするか 次はあなたの番だよと猫が言う。いや、猫のひとが言っている。 *猫のひとが描く、猫のサイン入り。 【タイトル、著者】『思いどおりにいかない』坂本千明 【出版社】自主出版 【出版日】2024/12/1 #思いどおりにいかない #坂本千明 #猫のひと #ひとりっ子 #stopgenocide #猫のアイーダ
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本『パレスチナのちいさないとなみ 働いている、生きている』高橋美香 皆川万葉
¥1,980
*2月12日水曜日~発送となります。 パレスチナ支援につながるとて、すでにパレスチナ石けんとオリーブオイルの取り扱いはある。 これ以上の在庫が増えてしまうことは、悩ましい。それでなくたって、在庫過多な惨状なのだ、この店はいつだって。 もう、新規の開拓はむりやんけと泣く泣くあきらめていたのですが、いや待てよ、私が売らないでどうする!それでこその小商いだろっ!と己を叱咤する。 2025年1月8日配信のラヂオダイアログD4P「パレスチナ~続く民族浄化~」を聴いたこと、『パレスチナのちいさないとなみ』(かもがわ出版)(この本を書いている人こそ、石けんとオリーブオイルを販売する皆川さんなのである)を読み返し、販売をさせてもらう決意に至った。 支援先が複数あったとて、困るどころか、現地は助かるだろうし、皆川さんの手紙に綴られていたように、 ー「ガザ地区の次はヨルダン川西岸地区だ」と現地の人たちが心配していた通り、ヨルダン川西岸地区へのイス軍の攻撃も激しさを増しています。 こんな中でも(だからこそ)、「仕事は励みになる」と言われますー 石けんもオリーブオイルも、品質は最高であることはいわずもがな、お求めやすい価格であるということも、消費者目線からは重要なところ。 店主は腹を決めて在庫を増やした。後は、あなたの番である。 あなたの番である。 2025年3月頃には、ざくろを石けんに練りこんだ甘酸っぱい香りのざくろ石けんも入荷予定ですので、頭の片隅に「毎日ストアでざくろ石けんを買う」と覚えておいてください。 何度でも言うよ、 あなたの番である。 『パレスチナのちいさないとなみ 働いている、生きている』(かもがわ出版) 高橋美香(文・写真) 皆川万葉(文) 2019.
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本『告発と呼ばれるものの周辺で』小川たまか
¥1,980
やっと やっと やっとのことで振り絞って出した 「声」 が、意図も簡単に潰される。 その声はかき消されるどころか、より一層の避難の的となり、被害者は擁護どころか、更なる非難を浴びせられ、公然でセカンドレイプに遭う。 非があるのは明らかに加害者側であるにもかかわらずだ。 いやいや、冤罪もあるでしょ(この場合、問題転換)とか、示談金もらったんだから今更ね(示談したもの同士から話が漏れたとも限らない)とか、加害者に寄り添う声は不思議なほど大きい、このクソな社会。 同意の上でしょと、おぞましい性犯罪、性暴力に蓋をし、その行為は端から無かったこととされ、むしろ被害者にも落度があったでしょと言わんばかりの決めつけや、冷たい視線と耐え難い屈辱の中で、この先、どうしたら生きていけるというのだ。 現に、伊藤詩織さんは、日本で暮らすことができないでいる。海外では賞賛を生みアカデミー賞ノミネートをした彼女の告発を編んだ性被害記録映画ですら、ここ日本では上映されるかも怪しい。 著者の眼差しは、鋭利な刃物のように鋭く、このクソな社会を一刀両断していく。 さあ、誤解や偏見をほぐし、やさしい社会を築くために、「声」なき「声」今こそを聴け! 【タイトル、著者】『告発と呼ばれるものの周辺で』小川たまか 【出版社】亜紀書房 【出版日】2022/3/1 【税込価格】¥1,980 #告発と呼ばれるものの周辺で #小川たまか #鈴木千佳子 #亜紀書房 #長田杏奈 #伊藤詩織 #ブラックボックスダイアリーズ #blackboxdiaries
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本『ある翻訳家の取り憑かれた日常』村井理子
¥2,090
おやおや村井さん、そりゃメンタルやられますって。 日常に、未解決殺人や殺人鬼などの犯罪を潜ませては、確実に病みますよ。 とはいえ、その手の物騒な世界の著作を翻訳する身であるからして、物騒な世界と距離を置いてくださいとは思うものの、仕事だから仕方がない。(もっとも、村井さんご自身がこの手の話が好きなので、致し方ない) さて、『ある翻訳家の取り憑かれた日常』というタイトルと、その陰鬱な表紙から推測し、え?なに?恐怖物語?と訝しがるも、病める翻訳家村井さんの、2023年1月から12月まで記録であった。 事実は小説よりも恐怖(?)とはよく言ったものである。泣きそうになるくらい翻訳ばかりの日々... 時間との闘い・自分との闘い・文字数との闘いからなる翻訳家の日常は、まるで殺人鬼に追われているような切迫感に、ハラハラドキドキが止まらない。 日常に組み込まれた、冴えないバツ1男と、若く美しい帰国子女エイミーの短編小説のような、妄想のような、『原田とエイミー』の物語がすこぶる面白かった。 好きだった翻訳家が、ますます好きになった一冊だった。 【タイトル、著者】『ある翻訳家の取り憑かれた日常』村井理子 【出版社】大和書房 【出版日】2024/6/20 【税込価格】¥2,090 #ある翻訳家の取り憑かれた日常 #村井理子 #大和書房 #thereallifemurderclubs #消えた冒険家 #亜紀書房
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本『横尾忠則遺作集』
¥5,500
横尾忠則の初期作品 1968年刊行の幻の初の作品集の完全復刻 編集は粟津潔。 三島由紀夫、寺山修司らの原稿も収録。 掲載作品の英文解説付録付き 2024.11.26(トゥーヴァージンズ)
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本『このほしのこども』吉田 尚令
¥1,760
ーたのしい せかいを そうぞう しよう くらやみの ひとつ ひとつに あありを ともそう もう なにも うばわせないー 想像することの大切さを教えてくれるあたたかなやさしさに包まれた絵本。クリスマスギフトに最適。 *本書の利益の一部を、「日本国際ボランティアセンター(JVC)」に寄付いたします 2024.11.11(あかね書房)
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本『ほとんど」ないことにされている側から見た社会の話を。』小川 たまか
¥1,760
なぜ、なかったことにされてしまうのか。 それは、強者にとってなかっとことにした方が都合が良いからとしか思えないのである、弱者の声なぞ。 その徹底した聞こえないふりは、見ざる言わざる聞かざるも驚きを通りこしてどっぷり温泉に浸かるほど。聞こえないふりをしたところで、その問題が消えてなくなるわけではないのに。 「フェミニズム=ヒステリー女の戯れ言」 と世間では間違った解釈をされがちだけれども、どっこい、フェミニズムとは、男も女も生きやすい社会を指すことなのである。ミママンダ・ンゴジィ・アディーチェの名著 #男も女もみんなフェミニストでなきゃ (原題 #weshouldallbefeminists )で呼びかけた通り、もっと対等な世界を、自分自身に誠実であること、を目指すところなのである、男も女も、強者も弱者も。 あははと笑ってやり過ごすのか、それとも、いや待てよといちいち声を荒げて立ち向かうのか。後者は明らかにめんどくさいやつなのである。それでも、どれほど周囲からめんどくさがられても、声を上げていかなければ「なかったこと」とされてしまうのだから、上げるべし、上げるべし、じゃんじゃん上げるべし。 自分に誠実にあることで守られる尊厳もそこには存在するのだから。 前例がないから道は拓けないのであれば、前例をつくったらいいだけ。 ファーストペンギンはいつだって居心地の悪いものだから。それでも、声を上げ続けるのだ。そうして、世の中は今よりもほんの少しだけましになっていくのだと思うに。いや、そう思いたい。 私はフェミニストです!と胸を張って言わせていただきますっ。 著者のブログ(note)2016年2月~2018年3月の初出『「ほとんど」ないことにされている側から見た社会の話を。』社会の現実を覗き見てほしい。 【タイトル、著者】『「ほとんど」ないことにされている側から見た社会の話を。』小川 たまか 【出版社】タバブックス 【出版日】2018/7/10 【税込価格】¥¥1,760 #たまたま生まれてフィメール #ほとんどないこと