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本『ねこのねえ』坂本千明*サイン 、缶バッヂ付き
¥2,000
イラストレーター・紙版画作家の坂本千明による自主出版本が、直筆サインとイラスト入りでご本人さまより届きました。 壮大な物語は、ここにはない。 あるのは、猫の視点で描かれる日常だ。 デザインの魔術師と呼ばれたブルーノ・ムナーリ『闇の夜に』を彷彿とさせるような仄暗い世界感。幾重にも重ねられた闇の世界から、一匹の猫が人間世界へ訴えかける。 その訴えは、小さきものの声から発せられる、「命」の尊さを感じとる。 この本に描かれた内容が、ただ単純に、猫が人間に構って欲しいという欲求だけにとどまらないのは、作者が普段より保護犬猫の支援や協力をし、理不尽な命の在り方を嫌というほどに体験し、そして、そこから生まれた視点が加わるからではないかと勝手に店主は解釈する。 作者である坂本さんと店主は、パレスチナ支援で、猫のポストカード「アイーダ」でつながった。 ひとりでもパレスチナを応援することができるよと力強いメッセージ(どうやって行動したら良いのかをまとめたポストカード2枚組)に、フォトジャーナリスト安田菜津紀さんのエッセイ「パレスチナとアイーダ」から生まれた「アイーダ(猫)」の鋭い眼差しの紙版画の缶バッヂをセットにして。 *この本の制作費を省いた売上の一部を、犬猫の保護活動団体へ。また、経費を除いた売上をパレスチナ支援に寄付されます。 【タイトル、著者】『ねこのねえ』坂本 千明 【出版社】自主出版 【出版日】2022/3/17 #ねこのねえ #坂本千明 #自主出版 #bunkamura 私のドゥマゴ文学賞 選出作品 #保護猫活動を応援します #保護犬活動を応援しています #アイーダ #フリーパレスチナ #パレスチナに自由と平和を
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本『退屈をあげる』坂本 千明 *サイン本、缶バッヂ付き
¥1,760
ほろり、しずくが頬を伝う 猫を育てているつもりが、その実、猫に育てられている坂本千明さんの描く世界には、なんだろうな、いつだって派手さはないものの、読後胸ぐらを掴まれ、前後に盛大に揺さぶられ、なんなら平手打ちまで喰らうくらいの衝撃があるもんだから、うかうか読んでいられない。 よーし、今から読むよと心して挑まなければ、物語に見え隠れするこの世界の不条理という闇に引きずり込まれてしまうのだ。まさか落とし穴があるなんて思いもよらず、すとんと落ちている。愛しい日々に胡座をかいていたら、それは不完全で淡く儚く脆いので、今からハッとさせますよみたいな感じ。 『ねこのねえ』ともに、紙版画と編まれた物語の世界観をむくむくとふくらむ。それは、まるで綿菓子の雲のようにもこもこと。 巻末には、「幻の猫」(初出:別冊天然生活『天然ねこ生活』2015年)エッセイ収録。かわいい猫のイラストサイン本。 ーごはんたべて ねて うんちして くり返しー そうして、今日も、懸命に、生きるのだ。 くれ、くれ、退屈を。 【タイトル、著者】『退屈をあげる』坂本 千明 *サイン本 【出版社】青土社 【出版日】2017/11/10 #退屈をあげる #坂本千明 #青土社 #天然ねこ生活
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本『ぼくはいしころ』坂本 千明 *サイン本
¥1,650
SOLD OUT
ねえ、きこえる? ぼくのこえ いしのこえ ある黒猫のほんとうの氣持ちに胸を打つ 孤独じゃ生きられないの、ぼく 紙版画家の坂本千明さんの作品は、毎度紙にこだわりが強く(とてもいい意味で)、紙媒体で本をたのしみたい人びとを虜にする。紙版画で描き出された黒猫は、命を吹きこまれ、今にも絵本から飛び出してきそうだ。それが、ちっぽけないしころでさえころころと紙面を転がりはじめ、意志を持つ、石だけに。 冗談はさておき、全てのページがアート作品としてもたのしめるので、額に入れて飾りたいくらいだ。 そして、坂本さん、今回もわざわざサインを書いてくれました。いつもありがとうございます。 *数に限りがありますの 2020/9/30(第5刷2023/12/15) (岩崎書店)
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本『ONE DAY ワンデイ ホロコーストと闘いつづけた父と息子の実話』マイケル・ローセン 文 ベンジャミン・フィリップス 絵 横山和江 訳
¥2,200
ホロコーストの恐怖と惨劇の中で その日をきりぬけたら 次の日をきりぬける その日、一日だけ。 その日を終えたら、またつぎの一日を。 ホロコーストは現在も ガザでつづいている 2025/6/30(すずき出版)
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本『女性のひろば 女性のしあわせと平等のために』発行 日本共産党中央委員会
¥316
8月から仕入れをはじめた『女性のひろば』 いわずもがな、老若男女におすすめする。 ¥316で購読できる暮らしのあれこれ。 毎号中身の濃さでこの価格に驚く月刊誌 12月号2025年NO.562 治安維持法100年 女性たちのたたかいは壮絶だった 「新たな戦時」前夜としないためにも 治安維持法を現代によみがえらせないためにも、弾圧を記憶する 「母親運動はゆったりしたもので、統一が原則。こんなよいことと考えても、決定に従わせるのは大衆運動ではない。小異を捨て大同をつくるのではなく、小異を大切にして大同をつくる。保留するのは動揺しているからではない。その中でみんなが成長していくのや」 ー城ゆき(京都民主婦人連合会事務局長)ー
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本『彼女の最初のパレスチナ人』サイード・ティービー 大津祥子 訳
¥2,860
「力による平和」とは裏を返せば 服従している間は平和を保つことができるかもしれない刹那、牙をみせれば即打首の刑に処されるであろう さて、本書はその力により追放され、迫害さ移民や難民となり世界中に散らばったびとの、その子孫をとりまく 状況とパレスチナへの思いを綴った フィクションの短編である 瀬戸際に追い詰めたれながら自らのアイデンティティを 探る珠玉の9篇 帯には安田菜津紀氏が寄稿 「力によって追放され、世界のどこにいようと 「よそ者」として日常を引き裂かれ続けるパレスチナ人たちは、あなたのすぐ隣にいるかもしれない」 2025/11/3(小学館)
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本『東洋医学の春夏秋冬 セルフケアでからだを整える』大上勝行
¥1,980
金木犀の香りと共に到着しました。 40歳からの身体をすこやかによりよく生きるために、春夏秋冬のセルフケアの叡智がぎゅっと詰まった一冊です。 病氣になってからの治療より 病氣になる前の養生が大切なのです とてもていねいにやさしく鍼灸をしてくださる徳島にある「おおうえ薬局治療院」の大上先生。お近くの方はぜひ一度足を運んでみてください。 @o_ue_phq 2025/11/21(三樹書房)増補二訂版
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本『ロバート・オッペンハイマー 愚者としての科学者』藤永茂
¥1,540
映画「オッペンハイマー」が2024年のアカデミー賞で7冠に輝き話題となりましたね。 この映画は、ある一人の孤独な男(科学者)が描かれている。「原爆の父」と呼ばれた男の生涯と葛藤、そして名声の影で原爆のもたらした被害、罪の意識を浮き彫りにする。 「原子爆弾」が誕生したのは1945年7月16日人類による最初の核爆発「トリニティ実験」 その瞬間、世界は白熱した光に覆われる。それを見た開発者のオッペンハイマーが口ずさむのである 「今、われは死となれり。世界の破壊者となれり」ー『バガヴァッド・ギーター』よりー 80年前つくられた原爆は、広島、長崎に落とされた。この時の、およそ8倍もの爆弾がこの2年でガザに降り注いでいるのである。過去の過ちを消し去ることはできないが、現在進行形で起きている過ちは、直ちに止めるべきなのだ。 『ロバート・オッペンハイマー 愚者としての科学者』藤永茂 2021/8/10(ちくま学術文庫)
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本『この計画はひみつです』ジョナ・ウィンター文 ジャネット・ウィンター絵 さくまゆみこ訳
¥1,650
ある日、ニューメキシコの砂漠の名もない場所に、科学者たちがやってきた。科学者たちは、ひみつの計画のために世界中から集められました。科学者たちの研究や発明の目的はなんだったのでしょう? ネタバレになりますので、本の内容はお伝えしませんが、80年前にほんとうにあった怖いお話。風化させてはいけない戦争の記憶がここにあるのです。 『この計画はひみつです』ジョナ・ウィンター文 ジャネット・ウィンター絵 さくまゆみこ訳 2018/6/20(すずき出版)
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本『兄の終い』村井理子
¥1,540
が虹の橋を渡った (人間には虹の橋を渡るとは使わないらしいが、丁度撮影をしていた時に本書に虹がかかるミラクル) 兄を持ち運べるサイズにしてしまおう、一刻もはやく やっぱり、好きだな。村井さんの文体。 兄ちゃんはオダギリジョーだって! (というのは、映画化された本書の配役) 2020/4/7(CCCメディアハウス)
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本『「いきり」の構造』武田砂鉄
¥1,870
戸棚に閉まってあった赤福を 夜な夜なこっそり食べようと思ったら あら、いやだ、これ赤福ちゃうやん でも、 「これは、読み物(本)ではなく、食べ物(赤福)なのと私が言っているんだから、赤福なのよ、絶対、赤福なの。だって、私がそう言ってるんだから」 と、「いきって」みました。 by奈良の鹿 「いきり」って、一見すると横暴でハチャメチャなクセに勢い(権力)があればあれほど、それが真実となり暴走する。暴走したら最後、真実なんてそもそも問題ではなくなり、 ハチャメチャがしたり顔で幅を効かせる。そして、真実は、闇に葬り去られるのだ。 でもさ、そんな社会を、「許してんじゃねーよ」と、いきっておく。 2025/9/30(朝日新聞出版)
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本『タトゥーママ』シャクリーン・ウィルソン 作 ニック・シャラット 絵 小竹由美子 訳
¥1,012
読みたかった本が入荷した 無責任で、酒癖が悪く、氣分の変動が激しい 労働者階級(ブレイディみかこが言うところの 底辺の人びと)で生活保護に頼って暮らす、全身タトゥーだらけのママ33歳。 こどもがママに寄せる苦くて切ない氣持ちを描いた傑作。 (ヤングケアラー問題にも意識が向く) こどもたちが大人になり、ママを病院へ連れていく・・・続編もたのしみです。 2025/8/8(岩波少年文庫) 2004年偕成社『タトゥーママ』として刊行されました
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本『中年に飽きた夜は』益田ミリ
¥1,760
きたーーーーーーーーーー! ミシマ社創業20周年記念本 いまも、これからも、かつて中年だったあなたへ贈る書。 人生(中年)は、漫才そのもの。深夜のファミレスで繰り広げられる「昭和」に思わず膝を打つ(同世代) 爆笑必須の希望の物語 2025/10/17(ミシマ社)
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本『手塚治虫からの伝言(メッセージ)人間の未来』手塚治虫 著 中野晴行 監修
¥2,178
人間に未来なぞあるのでしょうか 手塚治虫が予見する数々の未来 「大洪水時代」 ノアの箱舟のノアのような「正しいひと」であれ、という想いをマンガに託しました。 正しさというのは尺度により変化しますが 手塚がここで言う正しさとは、戦争や環境破壊に「ノー」と言えるひとのことなのではないでしょうか。 永久保存版
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本『ヘイトをとめるレッスン』ホン・ソンス たなともこ・相沙希子 訳
¥2,420
ヘイトをなくすための 弱者の目線による 強者のためのヘイト(をとめる)入門書 この手の本って、本来読むべき人の手に届いているのか?! 仮に、届いているのだとしたらどうしてそこまで高い市場からものが言えるものなのか不思議なの。
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本『オマルの日記 ガザの戦火の下で』オマル・ハマド 最所篤子 訳
¥1,980
数ではない、名もなき人びとの声を拾い 名前を呼ぶ、オマル・ハマド青年が「X」に綴ったガザのリアルを、青年の目線で綴る。 この不正義の元で、文字通り死ぬ物狂いで〈生〉をつなぎ世界へ発信し続ける声を、われわれはどうして無視し続けることができようか。 発刊日をこの日に合わせたということも感慨深い。 『オマルの日記 ガザの戦火の下で』オマル・ハマド 最所篤子 訳 2025/10/7(海と月社)
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本『男も女もみんなフェミニストでなきゃ』チママンダ・ウゴズィ・アディーチェ くぼたのぞみ 訳
¥1,320
「WE SHOULD ALL BE FEMINISTS」 多くを語らずともタイトルが凡てを要約している 女も男も老若みんな誰にとって生きやすい世界をつくることがフェミニストなのであるから、もし万が一「フェミニスト=黙らない女」と思っているひとがあれば、読んで誤情報をアップデートされたし。 『男も女もみんなフェミニストでなきゃ』チママンダ・ウゴズィ・アディーチェ くぼたのぞみ 訳(河出書房新社)2017/4/30
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本『声を出して、呼びかけて、話せばいいの』イ・ラン 斎藤まりこ・浜辺ふう 訳 *サイン本
¥1,980
SOLD OUT
〈生〉をアップデートし続ける狂女は、幼い頃から笑うこともできず、いつも世界でひとりぼっちだった。 狂女は狂女あるが故に、孤独だった。 その孤独に感情に名前をつけることにした。 狂女から「名前をつける人」変容した。 壮絶なサバイブ人生を綴った逸才のアーティスト イ・ランの最新エッセイ集。うれしいサイン入り。 『声を出して、呼びかけて、話せばいいの』イ・ラン 斎藤まりこ・浜辺ふう 訳 *サイン本(河出書房新社)2025/9/30
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本『少年が来る 新しい韓国の文学15』ハン・ガン 井出俊作 訳
¥2,750
9月9日 イスラエルによる空爆で パレスチナ カタール チュニジア シリア レバノン イエメン 6カ国が72時間以内でイスラエルによる攻撃を受けた。カタールで停戦に向けたハマスとの会合の場を不意打ちで狙っての攻撃だ。 殉職者たちは、それぞれの出身国の国旗で包まれ弔われた。その姿を見た時に、真っ先にこの物語が脳裏を過った。 ー納棺を終えてから略式で行う短い追悼式で、遺族が愛国歌を歌うことだった。柩の上に必ず太極旗(韓国の国旗)を広げ、紐でぐるぐるとくくり付け(中略)ー <人間の根源的な暴力性> を問うこの作品は、軍事独裁政権下にあった当時の韓国社会がその後民主化していく上で決定的な起爆点となる、光州事件を描いたものだ。 1980年5月18日韓国・光州 戒厳軍が27日に武力鎮圧するまでにあまたの活動家や学生、市民らが犠牲となった民主化抗争の光州事件から35年以上の月日を経て、初めて見えてくるものとは。 生き残った者は、 未来を奪われた物は、 子供を失った母親は、 残された「生」をどうやって生きていこうというのか。 <遺伝子に刻み込まれた同一の残忍性> がこれまでの歴史の中で証明された人間の本質を浮き彫りにする。 ー月は夜の瞳ー 非人間化に抗え、われわれはひとりひとりが人間なのだという“事実”と向き合いながら。月はすべてをお見通しなのだから。 『少年が来る 新しい韓国の文学15』ハン・ガン 井出俊作 訳(クオン)2016/10/31 #ハンガン #漢江 #hankang #한강 #少年が来る #井出俊作 #クオン #cuon #新しい韓国の文学 #늑대가나타났다 #langlee #sweetdreamspress
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本『ミシンは触らないの』中前結花
¥1,870
トウモロコシの旬が終わる はてさて、作家の旬は如何ほどか?! 唯一無二の筆さばきは、東京、恋、孤独、そして母を綴る、記念すべき第1作目のエッセイ。 (最後にわかる、タイトルの意味) そうして読者はこう叫ぶであろう 「おかわり」と。 この声が聴こえたのか、エッセイ第2作目の おかわり(新刊)『ミシンは触らないの』が届いた。 心もお腹も満ちること請け合い 『ミシンは触らないの』中前結花(hayaoki books)2025/10/6
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本『好きよ、トウモロコシ。』中前結花
¥1,650
トウモロコシの旬が終わる はてさて、作家の旬は如何ほどか?! 唯一無二の筆さばきは、東京、恋、孤独、そして母を綴る、記念すべき第1作目のエッセイ。 (最後にわかる、タイトルの意味) そうして読者はこう叫ぶであろう 「おかわり」と。 『好きよ、トウモロコシ』中前結花(hayaoki books)2023/3/13
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本『新版 学校では教えてくれない差別と排除の話』安田浩一 金井真希 イラスト・対談
¥1,980
差別と排除 学校で教えてくれないのなら、家庭でコーヒーでも飲みながら話しましょ。 日常にはびこる不正義を片っ端から取り除いていって、ゆっくりと、少しずつ、でも確実に 「ともに生きる」 イヤなことは他人にしない。これ常識。 金井真紀さんのイラストが随所に散りばめられて、重い(考えさせられる)テーマですが、とてもたのしく読むことができます。 著者 安田さんと金井さんの対談も収録。 差別のない世界で生きる方が、みんなにとっても生きやすいと思うのですが、ね。
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本『パレスチナ詩集』マフムード・ダルウィーシュ 四方田犬彦 訳
¥1,540
ー私は、生きたいのだ。ー 詩を喪失したとき、敗北した国はさらに敗北する。ホメロスに始まる西洋文学がつねに勝者の側から語られてきたとするならば、今こそ敗者の声を聴けパレスチナ亡命詩人の声を聴け。 『パレスチナ詩集』マフムード・ダルウィーシュ 四方田犬彦 訳(ちくま文庫)2024/7/10
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本『希望のディアスポラ』早尾貴紀
¥2,530
長年パレスチナ、イスラL研究をされてこられた 早尾貴紀氏による、希望のディアスポラ* *ディアスポラ=故郷を離れ異国に散り散りになった人びととそのコミュニティ 国家、民族、よそ者の既成概念に揺さぶりをかける希望の書。 排外主義のヘイトが目に余る日本で、「日本人ファースト」を恥ずかしげもなく謳い飛躍してしまう滑稽な利己主義を問う。 日本の外国人労働者に対する差別の眼差し、移民・難民に向けた排除。あなたの暮らしを貧しくしているのは外国人労働者の責任ではなく、この国の政治の責任。移民・難民へ矛先を向けるのではなく、移民・難民が生まれてしまう国のあり方を問え。 『希望のディアスポラ』早尾貴紀(春秋社)2020/1/20
