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本『もしぼくが鳥だったら パレスチナとガザのものがたり』文 ファーティマ・シャラフェッディーン 絵 アマル 訳 片桐早織
¥1,980
1948年5月15日 ナクバの日 ーいつかきっと、あの家にかえろうー あの人たちはぼくの住む場所に あの人たちだけの国をつくった #ナクバ でパレ ス チナの人びとは 家族やふるさとをなくした ぼくはいまでもあの家に帰れる日を ーしんじてるー 2025/1/15(ゆぎ書房)
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本『あなたはどうする?』古知屋恵子
¥1,100
心臓を鷲掴みにされ、ぐしゃりと潰される、それくらいの覚悟を持って読んでほしい、読むべき本なのだ。 以前、このお話を紙芝居で古知屋さんの口から語ってもらった。彼女の口から紡ぎだされる数多の言の葉とアートは、聴くものに、真実を余すところなく淡々と訴えかける。氣がつけば、つつつと頬を濡らす。 ええー怖い、こんなこと現実に起きているわけないでしょ、本の中のお話でしょ、と思いたい。思いたいのですが、これが実際に起きている本当のお話なのです、悲しいかな。 だから、まずは、この世界ではどんなことが起きているのかを“知って”ほしい。2023.10.7以前から、かれこれ70年以上も続いている真実を、いま炙りださずに闇に葬れば、この先、きっと、後悔する。だから、まずは、“知る”。 そうして、このお話を読んだ後に自身に問うてみてほしい 「あなた(わたし)はどうする?」と。 この世界をどうしたいのか。舵取りは、他でもない“あなた”なのだから。 *売上の全額がガ+ザの人たちへ届きます(最近、ガザの家族から名指しをされ寄付を募られた古知屋さん、寄付を集めるのに躍起になっております。ご協力の程よろしくお願い致します) 『ああなたはどうする?』古知屋恵子(自主出版) #あなたはどうする #古知屋恵子 #自主出版
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本『にこにこ食堂』古知屋恵子
¥550
今週のゴールデンウィーク29日~3日まで“春のパン祭り” (パンはパンでもパれすちなれンたい) を開催するよって見切り発車したら パンを快く焼いてくれる人がいて 遊びに行くよっって言ってくれる人がいて 抵抗の証のグッズを作ってくれる人がいて パレ+スチナ国旗を送ってくる人がいて ふるまいをサポートしてくれる人がいて 美容師さんがチャリティーカットするよって言ってくれて ヨガの先生にも声かけてみるって言ってくれて そうして、それぞれが持ち寄った個性で店が成り立っていて、ひとりスタンディング(店番とも云う)をしようと思って居たら、四方を見渡せば仲間に囲まれているって、もうそれだけで店できちゃうじゃん最高やんけー マクルーバぱんぱかぱーんし甲斐が有るやんけー って、店の中心で叫んでおりましたところ、あれこの話どこかで・・・ デジャブかと思ったら、物語としてあって、古知屋恵子さんの『にこにこ食堂』の話そのもの。 それぞぞれが持ち寄った、できることや得意なこと、その個性を活かして、みんなが力を合わせて店をする話なのね。一致団結をして1つのことを成し遂げる。これって、今いちばん必要とされていると思うのよ。 1つ1つ小さな力かもしれないけれど、小さな力が合わされば “解放” は絵空事ではなくなると、私は未だに信じているし、それを実現するために 今を生きている 大切なことってやっぱり目に見えにくい。一方、現在進行形のホ︎︎︎︎︎︎︎ ☑︎︎コーストをもっと可視化していく必要がある。(これ以上のホ︎︎︎︎︎︎︎☑︎︎コーストを見せつけるという意味ではなく、いま起きていることに目を向けてという意味で) くっだらないバラエティ番組なぞみてゲラゲラ笑っていたら、平和なぞ今に掌からごっそりこぼれ落ちる。100人いたら100人が“解放”の声をあげたらいいだけ。ただただ、それだけなんだよ。 今日も店の中心で解放を叫ぶ かーいーほーうーーーーーー!
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本『パレスチナ、イスラエル、そして日本のわたしたち』早尾貴紀
¥2,750
SOLD OUT
民族浄化の原因はどこにあるのか 日栄同盟、植民地主義、オスロ体制への支援・・・ 日本の近現代史からパレスチナ/イスラエル問題を 「自分のこと」として考察する。 停戦はなされていない。 それどころか、いまこうしている間にも、イス軍がガ ザで全面戦争を再開と緊急速報が入ってくる。(3月18日11:27現在) われわれは、目の前に立ち塞がる巨大暴力に対し成す術もないのか。手も足も出せずにこの不条理な世界を傍観していろと。否。 結論から申し上げよう。 成す術はある。 では、どうしたらいいかと申せば、答えは既に目の前にあるのだ。 イス軍によるパレ ス チナ攻撃、占領を批判することが大切ですし、常日頃から人権や民主主義を尊重し、あらゆる差別に反対しながら、足下の政治・経済を公正にすることも大切である。性差別、先住民差別、障がい者差別、さまざまなマイノリティーの差別をなくしていくことは、結果、巨大暴力の根を摘んでいく行為ほかならない。 この暴力を断ち切るためには、個々の努力も必要なのである。 パレ ス チナ側に立つということは ムス リムである必要はなく、ただ人間であればいいだけのことなのだから。 迫害され、行き場を失ったユ ダヤ人が聖地パレ ス チナに建国したイス ラ エルという認識だったが、どうやらそれは違ったようだ。イス ラ エルと呼ぶのはよして、「シオ ニ スト国」と名乗ってもらうとしっくりくる。 ここ最近感じていたもやもや(どこの国にも人びとのいとなみがあるということ)が、この書を読むことによって少し晴れた。 ささ、今日も叫ぶよ、解放を! "知”は、この混沌とした世界を、争いのない世界へと誘うための“最終兵器”である。 【タイトル、著者】『パレスチナ、イスラエル、そして日本のわたしたち<民族浄化の原因はどこにあるのか>』早尾貴紀 【出版社】皓星社 【出版日】2025/4/1
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本『村に火をつけ、白痴になれ 伊藤野枝伝』 栗原康
¥1,331
ー女よ、わがままに、生きよー 女が声を上げると、(いまだに)「五月蝿いブス」呼ばわりされるこのヘルジャパンで(おいおい、時代は令和やぞっ!) 100年も前に声を上げる女 “伊藤野枝” が居た。 28歳という若さで、国家の犬共に殺された短くも激動の野枝のほとばしる情熱は、100年経とうと健在だ。 アナキスト栗原康による伊藤野枝伝。 解説には解説には、ブレイディみかこと豪華。
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本『中東パレスチナを歩く【前編・後編】』架け箸
¥1,760
2022.10.7以前の、パレスチナの日常の風景を収める。この地域の手仕事を、日本で紹介し販売する「架け箸」さんの、2022年秋の旅の記録だ。 差別と破壊が日常に在る世界で暮らすパレスチナ。ニュースにはならない日常をそこに暮らす人々の目線で切り抜く。 そこには、たくましく生きる人びとの息遣い、街の喧騒や色彩、文化、食、日々のいとなみを垣間見ることができる。 在る、ここには暮らしが確実に、在る。この、あたりまえに在る暮らしを、一方的な暴力で権力で奪っていいはずがない。 「素敵に国境はない」を掲げる架け箸さんが、パレスチナと読者をつなぐ。橋はいつでも開通している、渡ってこいよと。 読んで応援。 暴力と権力に抗う2冊をポケットに忍ばせて、解放を叫ぶ。 『中東パレスチナを歩く【前編】』 ヨルダン川西岸地区北部 『中東パレスチナを歩く【後編】』 ヨルダン川西岸地区中~南部 #中東パレスチナを歩く #架け箸 #ここに在る #中東好きな人と繋がりたい
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本『なかよしビッチ生活』 とれたてクラブ
¥1,870
ビッチでクィアなフェミニスト・コミック とれたてです! ー恋愛は政治ー 異性愛生殖至上主義にさいなら。ジェンダー指数を下から数えた方が早い(118位)ヘル・ジャパン。こんな世界でもあきらめずに、ビッチでクィアなフェミニストは今日もゆく。 あたりまえに、政治、社会問題、パレスチナに連帯している登場人物の台詞やファッション、背景などにも注目して読んでほしい。随所で萌るわ、刺さるわ、打たれるわ、もうたまらん。 2025/4/11(エトセトラブックス)
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本『わたしはなれる』作 サンギータ・ヨギ 訳 小林エリカ
¥3,960
「わたしは なれる」 これは最高の呪文だ。 女は(もちろん男も)自由に羽ばたくことができる ということを後押しというか、確固たる自信へとつなげてくれる力強い本が誕生した。 実は、この店主、パッと見たカタカナが勝手に脳内変換され、違うコトバを生み出してしまう癖がある。 力強い本の作者“サンギータ・ヨギ”を“サーター・アンダギー”(沖縄のおいしい揚げ菓子)と読んでしまったり。 ま、これも私の一部であり、私はこんな一部も含めて自分を愛しているので良しとする。そんな愛すべき自分へこの本を贈りたいと想う。ますます自身を愛せるように。 世界で1番美しい 本をつくると言われるインド・タラブックスの本を。 ちなみに、タラブックス代表“ギータ・ヴォルフ”のことを、“ギター・ウルフ”と読んだところで本日は幕を閉じる、さいなら。 女のピースでもある店主は、そんなクレイジー(脳内ではレイジーと変換「怠惰」になっている)な一面も持ち合わせるのだ。 女たち(男たち)よ うれしくて かなしい そんなときこそ、「わたしは なれる」と唱えてほしい。そこに、どんな癖が在ろうとも、この呪文が包み込んでくれるから。 それでは、さいなら。 あ、最後に、“トレイ”を毎度こう読む。(お察しの通り) ほんと嫌になる。でも、そんな自分でも、この呪文を百万遍唱えて乗り切るわな。今度こそ、ほんとうにさいなら。 タラブックスのアート&フェミニズム絵本 2025/2/1(green seed books)
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本『オリーブの木に願いを』
¥660
おいしいを入口にパレスチナを知る 『オリーブの木に願いを』 がざに暮らすフサム医師と、日本に暮らすフミさんが食文化を通してパレスチナを紹介したレシピ。 兼ねてより所望していたVol.1が当店にも並び、そして待望のVol.2も発刊されました。 Vol.1 「マアムール(表紙の写真のデーツ入りクッキー)、ザアタル・マナイーシ、フムス」 Vol.2 「ヘルバ(表紙の写真のフェヌグリークケーキ)、カターイフ、ジャレーシュ 」 文庫サイズがキュートな本。掌にパレスチナを! *本の収益はフサム医師へ寄付されます
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本『ベルダのしごと』古知屋恵子 英訳 松本由佳子
¥1,980
先日、この本の著者である古知屋恵子さん @kochiyakeiko から、この物語の紙芝居を披露してもらった。この書は、その紙芝居を絵本にしたものだ(サイン入り)。 泣くよ。 だって、みまごうことなき真理がここには収められているのだから。 自身の暮らしと照らし合わせて、はっさせられたし、今の便利な暮らしのままでいいのか考えさせられもした。 ベルダは、世界の発展とは真逆の方向へとひとり進んでいく ただただ、愛を紡ぐことに注力するベルダのしごとは、その人が得意なこと、その「個性」を、その人のしごととして変換させることに似ている。 この個性を持ち寄って、与え合うことができたら、この世界はもっともっとやさしさに包まれることであろう。 ベルダは、わたしであり ベルダは、あなたであり ベルダは、世界の個性あふれる人びとのことである この世界のすべてはまるっとつながっているということを、ベルダはしごとを通してわれわれに訴えかける。 あなたなら、どんな未来を紡ぎたいのかと。 さて、ベルダの愛を紡ぐしごととはどんなしごとでしょう?詳しくは絵本を手に取って、ご自身でお読み(おたのしみ)ください。 #ベルダのしごと #古知屋恵子 #紙芝居で世界平和 #遊行社 #読書のある暮らし
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本『たからもの』古知屋恵子*ポストカード2枚セット
¥1,600
ーうたとおどりとおいしいごはん これだけあればいうことなし おかねやほうせきいりません おっとわすれちゃいけません いっしょにたのしむあいするかぞくー 生きるために、大切なことがここにはぎっしりと詰まっている。 毎日の忙しさにかまけて、ついつい忘れてしまいがちな大切なこと。 そうして、おざなりにしてしまいそうになったのなら、そっと開いてごらんよ、刺繍に彩られたこのページを。 土地を追われたパレ スチナの人の悲しみを知ってもらいたい、そんな想いとともにこの絵本は誕生した。 悲しい時も、苦しい時も、ユーモアを忘れず、いとなみを続けてゆく強さ、伝統的な刺繍と詩の文化を持つ人たち。 そんな、詩と刺繍を使い、自らの手で時間をかけて紡ぎたかったと著者は語る。それはまるで、パレスチナ人の暮らしをなぞるように。 2010年に自主出版された『たからもの』。売上の全額がパレスチナの人たちへ寄付されるポストカードを2枚添えて。 カタチあるものだけが、目に見えるものだけが、たからものではないと、本当に大切なものとは何かを教えてくれる、ズバリ、「たからもの」のような書。 【タイトル、著者】『たからもの』古知屋恵子 【出版社】自主出版 【出版日】2010 【税込価格】¥1,600*PC2枚を含む #たからもの #古知屋恵子 #自主出版
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本『国籍と遺書、兄への手紙 ルーツを巡る旅の先に』安田菜津記
¥2,090
「私たちは父にとって“必要のない存在”になってしまったのか」 戸籍に見慣れない文字(ハングル文字)を見つけたのは高校二年生のときだった。父が在日コリアンだと知った瞬間から、彼女のルーツを巡る旅が始まる。 「弱かったのは個人ではなく、社会の支え」 この不条理な社会を真摯に見つめる彼女の眼差しの先には、希望を孕んでいる。 2023.5.8(ヘウレーカ)
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本『マイノリティだと思っていたらマジョリティだった件』松井彰彦/塔島ひろみ 編集
¥1,980
なんらかのハンディを抱えながら、自分の「生」を生き生きとまっとうする人びとの14編のエッセイ。 ー彼らを「異者」として切り捨てる線。その線は同時にあなたをフツウという安全地帯にかくまってくれる。ちょっと変わった癖も、大きすぎる背中のホクロも、隠してくれる。強烈な個性も、薄めてくれる。ー 小林エリコ、西倉実季、吉野靫、加納土、ナガノハル、田中恵美子、村山美和、小川てつオ、丹羽太一、アベベ・サレシラシェ・アマレ、石川浩司、前川直哉 2022.10.5(ヘウレーカ)
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本『ハイファに戻って/太陽の男たち』ガッサーン・カナファーニー 著 黒田寿郎/奴田原睦明 訳
¥968
「なぜ叫び声をあげなかったんだ。 なぜだ。 なぜおまえたちはタンクの蓋を叩かなかったんだ。 なぜタンクの蓋を叩かなかったんだ。 なぜだ。なぜだ。なぜだ」 ー「太陽の男たち」よりー 悲痛なまでの叫びは、空虚なこの世界を谺する。 はっとした。 これは、いま現在のことを言っているのではなかろうか。太陽の男たちは、これまでも叫んでいるし、これからも叫び続けるだろうし、タンクの蓋をずっと叩き続けている。もう、70年以上も。(この物語が書かれたのは1978年以前) 太陽の男たちの叫びが、タンクの蓋を叩く音が、聞こえない。いや、聞こえないのではなく、聞こうとしないのだ。 「オレンジ! 自分の手でそれを植え、育てていた農民が土地を追われ、オレンジから引き離されようとしたとき「オレンジは、その水加減をする手が変わると、枯れるのだ」と叫んでいたっけ」 ー「悲しいオレンジの実る土地」ー これからは、オレンジを食べる度に、その爽やかな香りに宿るかれらの不遇を思い出すでことであろう。故郷を奪われたかれらの悲しみを。 民衆の“ために”書くのではなく、民衆の“ことを”そのまま書いた物語の数々。 これほどまでに心が揺さぶられる物語たちを、私は知らない。 “これで生きてるっていえるか?これなら、死んだ方がましだ” ー「彼岸へ」よりー かれらが、記憶ごとごっそり消されてなくなってしまわないためにも かれらが、死んだ方がましだなんて自らが思わなくてもいいように やれることやは山積みだ。 【タイトル、著者】『ハイファに戻って/太陽の男たち』ガッサーン・カナファーニー 著 黒田寿郎/奴田原睦明 訳 【出版社】河出文庫 【出版日】2017/6/10 【税込価格】¥968 #ghassankanafany #ガッサーンカナファーニー #ハイファに戻って #太陽の男たち #ハイファに戻って太陽の男たち #黒田寿郎 #奴田原睦明 #河出文庫 #現代アラブ小説全集
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本『イスラエルについて知っておきたい30こと』早尾貴紀
¥2,090
停戦はなされていない。 それどころか、いまこうしている間にも、イス軍がガ ザで全面戦争を再開と緊急速報が入ってくる。(3月18日11:27現在) われわれは、目の前に立ち塞がる巨大暴力に対し成す術もないのか。手も足も出せずにこの不条理な世界を傍観していろと。否。 結論から申し上げよう。 成す術はある。 では、どうしたらいいかと申せば、答えは既に目の前にあるのだ。 イス軍によるパレ ス チナ攻撃、占領を批判することが大切ですし、常日頃から人権や民主主義を尊重し、あらゆる差別に反対しながら、足下の政治・経済を公正にすることも大切である。性差別、先住民差別、障がい者差別、さまざまなマイノリティーの差別をなくしていくことは、結果、巨大暴力の根を摘んでいく行為ほかならない。 この暴力を断ち切るためには、個々の努力も必要なのである。 パレ ス チナ側に立つということは ムス リムである必要はなく、ただ人間であればいいだけのことなのだから。 迫害され、行き場を失ったユ ダヤ人が聖地パレ ス チナに建国したイス ラ エルという認識だったが、どうやらそれは違ったようだ。イス ラ エルと呼ぶのはよして、「シオ ニ スト国」と名乗ってもらうとしっくりくる。 ここ最近感じていたもやもや(どこの国にも人びとのいとなみがあるということ)が、この書を読むことによって少し晴れた。 ささ、今日も叫ぶよ、解放を! 【タイトル、著者】『イスラエルについて知っておきたい30こと』早尾貴紀 【出版社】平凡社 【出版日】2025/2/10 【税込価格】¥2,090 #早尾貴紀 #イスラエルについて知っておきたい30のこと #平凡社
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本『菜食と生きる』aoi,Azegami,Chiharu,Den他
¥1,500
zin ヴィーガンってなんなん? からヴィーガンについてをあれこれを aoi,Azegami,Chiharu,Den,echo,Sachie の6人が語り尽くす。 「ふむふむ、なるほど」、街へくり出す際に、はたまたトロントへ行った(行くのか?)暁には、おすすめのヴィーガン屋に行ってみたいわとなるショップが多数掲載されている。 「いっちょ作ってみようか知らん、ヴィーガンカレー」となるであろう、レシピも掲載されている。 さて、動植物に配慮した暮らしをする人に共通してくるのが視野の広さ。ヴィーガ二ズムはもとより、パレ スチナのお話やBDS、環境のことも話題に上る。 6人の会話に参戦しているかのような臨場感あふれる読み応えのあるzinのお目見えです。 2025.3.10(自主出版)
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本『自分の中に孤独を抱け』岡本太郎
¥793
ー人間がいちばん人間的なのは、 孤独であるときなんだ。ー 3.11 の今日という日に、どすんと心の奥底に響く岡本太郎の言霊。ポケットに太郎を忍ばせて。 2017.4.20(青春出版社)
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本『アイヌがまなざす 痛みの声を聴くとき』石原真衣 村上靖彦
¥2,970
たのしい本の紹介をと目下、数多の本を読み漁るもいかんせんイスラ エルの行動を追ってしまう選書ばかり。 アイヌの声は、植民地主義/レイシズム といった痛みを伴う声でもある。 そんなアイヌのまなざしを、自身のこと、パレ スチなのことと転換させ、イスラ エルの暴力性を止めるためのヒントが隠されてはいやしないかと読み解く。 2024.6.13(岩波書店)
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本『それはわたしが外国人だから? 日本の入管で起こっていること』安田菜津紀 著 金井真紀 絵・文
¥1,980
いま、日本で、実際に起きていること。 現実を見ようと読みはじめるも、読後は、ずっしりと沈んだ氣持ちになってしまう。 日本の、出入国在留管理庁(以下 入管)とは、日本国籍以外の人たちが、日本に入国したり、日本で暮らし続けたり、あるいは出て行ったりすることを「管理」して、問題が起きないように「監視」する役割を担う国の機構だ。 この入管で起きていることは、目を覆い、耳を塞ぎたくなる、口にするのも憚られるような光景が広がる。人権を無視した、とうてい許されるものではない光景が。 2023年6月入管法が改悪され、ますます外国人にとって厳しい現実が待ち受けることとなる。 これほどまでに「多様性」が謳われている現代であるにも関わらず、その言の葉は単に耳当たりのいいイメージとしてだけ在る。エコ、エシカル、SDGs然り。 こうして、多様性はずんずんとひとり歩きをし、国際的な教育に力を注ぐとか、平和教育をとか、上辺だけの多様性しか捉えず大切な本質が置き去りにされていっているように思う。残念なことに。 自分とは関係ないから、とか それって、外国人の問題でしょ、とか ほんとうにそうでしょうか? ーすべては地続きー この考えが常々抜け落ちているのではないかと、この問題に限らず言えるのでことなのではないでしょうか。 何人であろうと どこに住もうと 同じ人権 あなたが思い描く、住みやすい社会は、どんな色をしていますか? 写真左:『それはわたしが外国人だから? 日本の入管で起こっていること』 (ヘウレーカ) すべての漢字にルビ(ふりがな)が振ってある。こどもも大人も外国人にもやさしい配慮が随所に。 金井真紀さんのあたたかなイラストが、この書をより素敵に彩っている。 「難民・移民フェスのお話」にあった、欲しい未来は自分でつくるという考えが好きだ。 (つい先日、難民・移民フェスのアカウントが開設された @refugeemigrantfes ) 写真左:『隣人のあなた 「移民社会」日本でいま起きていること』(岩波書店 2022.11.8) 同著の『それはわたしが~』の前身となる本も必読。 2月28日には東京地方裁判所で、人種差別的な職務質問を止めさせるための口頭弁論第5回が行われる。 併せて注目したい。 【タイトル、著者】『それはわたしが外国人だから? 日本の入管で起こっていること』安田菜津紀 著 金井真紀 絵・文 【出版社】ヘウレーカ 【出版日】2024/4/15 【税込価格】¥1,980 #それはわたしが外国人だから #日本の入管で起こっていること #安田菜津紀 #ヘウレーカ #岩波書店 #金井真紀 #難民移民フェス #難民支援 #難民支援協会
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本『ピーナッツと6人、どっちが好きなの』宮川知宙
¥2,200
詩のような 散文のような 覚書のような 落書きのような 夢のような 幻のような 現実のような 摩訶不思議な読み物 2025.3.1(猋社)
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本『マワリテメクル小宇宙 暮らしに活かす陰陽五行』ムスビの会 岡部 賢二
¥1,980
『マワリテメクル小宇宙 暮らしに活かす陰陽五行』岡部 賢二(ムスビの会) 数多の陰陽五行の書物を読み漁るも、はて、難しすぎてなにがなにやらさっぱりわからない、と言うのが正直な感想なのですが、この本は図解も多く分かりやすいのが特徴。 すべての病気を五つに分類して、その原因と対策をつかむことができれば、どんな病気にも対応することができるようになる。陰陽五行を活用することで、病気の流れも類推することができる。 病気も五臓の中で循環しているから。 今の医療には、この循環という考えが抜けています。宇宙ではすべてが循環し、有機的に繋がっています。 この本の最大のテーマは循環です。平面的な循環ではなく、こころの世界を含めた立体的な多次元の循環と考えていただいた方が良いと思います。 さあ、春の土用に突入しました。 新暦の三月から五月までの「春」にあたる時期が「肝」の最も働く時期ですが、反対に「肝」に疲れをためやすい時期でもあります。 「肝」が疲れてくると「酸」味を要求します。体内毒素を排出するために酸が必要なのです。できるだけ梅酢や、梅干、梅肉エキス、味噌、醤油、漬物などの自然な酸味を摂るのがよいでしょう。 「肝」の働きを良くすのは緑黄色野菜です。「青」(=緑)色のものが五行では「肝」の食薬になります。ほうれん草や小松菜、春菊やパセリ、キャベツや菜の花、ニラなどカロチンや食物繊維の多い野菜がおすすめです。 「肝」が疲れて脳の血液に渋滞が起こると「怒り」が出てきやすくなります。怒りやストレスは「肝」を傷めるので、いつも気持ちをおおらかにして、肝の働きを助けてあげましょう。 このように、季節によってに生じる症状や感情の浮き沈みなどが季節特有のものだと知っていれば、家庭でできる処置(養生)をし、慌てて病院へ駆け込まなくて済む。 こういったことが症状別に索引もでき、その都度すとんと腑に落ちる、五臓六腑だけに「腸」わかりやすいのだ。 『家庭でできる自然療法』東城百合子 著と並ぶ、わが家のバイブル(『家庭の医学』自然療法Ver.)。
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本『ガザからの報告 現地で何が起きているのか』土井敏邦
¥693
「10月7日に関して言えば、ハマスの報復攻撃は間違いだった」 そう語るのは、パレスチナ・イスラエルを34年間取材してきたジャーナリスト・映画監督の土井敏邦さんだ。 先日、コープ自然派兵庫の総会イベントで、土井さんをお招きし「ガザからの報告」の映画(ショートバージョン)と、土井さんを囲んでお話を伺う機会に恵まれた。 正直、頭の中で強固に絡み合う紐を解くことができず、考えがうまくまとまらない。 ただ、ひとつ確実に言えることは、占領・植民地支配では、だれひとりとして幸せにすることができない真理。 武力では到底解決できないどころか、平和はますます掌からこぼれ落ちてゆく。 国家間の争いの中に潜む個々に、想いを馳せる。 かれらは数ではなく、同じ血の通ったひとりの人間であるということを想像するだけでも、この現実は今よりもほんのちょっとだけましになってゆくのではなかろうか。もう、そのくり返し。 解けない紐を前に投げ出すのか、時間がかかってもいいから1本ずつ地道に解き続けるのか。 私が望む世界は、私の手で解いてゆく。 心づもりは万端だ。 まずは、本日公開の映画「ノーアザーランド 故郷は他にない」を観て、彼らの苦悩と伴走しようと思う。 【タイトル、著者】『ガザからの報告 現地で何が起きているのか』土井敏邦 【出版社】岩波書店 【出版日】2024/7/5 【税込価格】¥693
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本『エトセトラ Vol.12』
¥1,540
映画「ノーアザーランド」 を観て、改めて噛み締めたよ。平和の大切さを。 「戦争をやめる」 ーとめるー でははなく ーやめるー というところにぐっとくる ぐっときたそばから、じゃあ、己にはなにができるのかと毎度の自問がはじまる。 遠い国の戦争も、圧倒的な暴力での占領や植民地支配も、紛争も、軍事も、政治も、教育も、目の前にあるこの暮らしも、すべてはおもしろいほど地続きなのだ。 今、手持ちの平和を、暴力によって他者に奪われることないよう 今、手持ちの平和を、分け隔てなく差し出せるよう やれることは山積みだ。 どの頁も、実り多き学びであふれる。 そんな中、一際光り輝いていた 小山田浩子さんのエッセイ 「すいか、クフィーヤ」 心の葛藤に(勝手に)共感し、勇氣をもらい、 阿部小涼さんの 「主権から人権のほうへ」 ー「止めようとしたのに」と後から言い訳するのはもういやだ。だから、戦争をやめることー という言葉に震えるほど感動し、突き動かされ、原動力となるこの言の葉を武器に、しっかりと声を上げ続けるぜよとエネルギーチャージをしましたとさ。 安全地帯で、胡座をかいている暇なぞないんだ。 やったるでぃ(共に!と続け)。 【タイトル、著者】『エトセトラ Vol.12』 【出版社】エトセトラブックス 【出版日】2024/11/28
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本『教えて中馬さん!幸せのための憲法レッスン』金井奈津子
¥1,650
改憲反対! なぜならば・・・ 憲法は、お上(権力者)から国民ひとりひとりを守るための印籠とでも言おうか。「人権を守って!」とお上(権力者)に、個人の尊重(あなたがあなたらしく生きる自由)をないがしろにされないためのよりどころなのだ。 つまるところ、 憲法とは、主権者である国民が、政府などの権力側・権力者に守らせるためのものなのです。 そんな国民のよりどころである憲法を、お上がなぜ変えたいのか?ちょっと考えれば自ずと答えは出てきますね。 これは、あなたを守るための教科書です。 2016.4.30(かもがわ出版)