本『もうすぐ日本は戦争する国になる』秋嶋亮
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(毎度)読むのが怖い本がある。
デスノートよろしく、書かれていることが誠になりそうな予感しかしないのだから恐怖以外のなにものでもない。
社会学作家、思想家の秋嶋亮の著作を読むのが怖いのだ。
今作のタイトルも、『もうすぐ日本は戦争する国になる』おっかない(チビる)。
怖いのであれば読まなければいい。でも、意を決して読む(読まなければこここに記されているいることが無くなるのであれば読まないが、なくなるどころか早急に手を打たなくては手遅れになるのが怖くて読む)。いざ読みはじめてしまえば、ほぼすべてのページに付箋が貼られ、この社会の行く末を憂う。軽い偏頭痛。
これまでに数多、著作を読んできたが、伝えたいことはほぼ一様に
「国家の退廃の前には国民の劣化がある。政治の腐敗に先んじて人間の質の低下があり、それが燃料となって軍国化(ナチス化)を加速させる。であるからこそ、国民は歴史(特に加害の歴史)から学び、<知性を磨け>」と、暗黒社会めがけ一石を投じ続ける。
・殺戮、破壊、搾取、貧困が同時に激しく現象することが「戦争の残酷な本性」
・米国には83兆円も貢ぎながら、3兆円にも満たない高額療養費の予算を削減する「国民に襲いかかる緊縮の暴力」
・「日本人の生活水準を3分の1に引き下げ、税金を4~5倍に増やし軍備に充て、朝鮮半島を突破口に第三次世界大戦を引き起こさなくてはならない」と記される(旧)統一教会の悲願。
改憲して戦争国家を樹立するには、
言論を統制し、人権を縮減し、反抗的な国民を取り締まるための
「スパイ防止法案」*治安維持法の現代版
・軍事国家化(社会資本を軍需に最優先し独裁的な権力に従うことを国民に強いる体制)は急加速
・単純化された言葉が大衆を支配する。単純なだけに威力を発揮。強いリーダーが自分たちの不満を代弁してくれるという過剰な期待や一体感により矛盾を考えなくなる「ナチスの政治手法に倣う」
・デジタル化、AI依存による知性が衰える「デジタル認知症」。「スマホがファシズム(国益最優先)を再熱させる」
怖い、怖い、怖い……
恐ろしいまでの事実を数多突きつけられ、虚無に浸るのもいけない。傍観するのもいけない。この暗黒時代に、危機を回避するための叡智が詰まった102の対話。
読んで、備えろ(民主主義を守り抜け).ᐟ.ᐟ
*一点、難民移民政策については理解が及ばない(解せない)ので、自身で詳しく調べてみるつもりだ。少子化対策を怠った国政の責任とも言えるが……
『もうすぐ日本は戦争する国になる』秋嶋亮(白馬社)2026/6/17
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