本『とびこえる教室 フェミニズムに出会った僕が子どもたちと考えた「ふつう」』星野俊樹
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見てよ、この付箋(ポストイット)の数っ.ᐟ.ᐟ(のめり込む本はたいてい付箋の嵐となる)
さて、1つ前の「性(生)教育」の投稿で触れたジェンダー。ジェンダーについてざっくりおさらいをすると、「女らしさ」と「男らしと」と聞いて思い浮かぶイメージ(例えば、一般的なイメージとして「女らしい」優しい、受け身、弱い、世話好き……「男らしい」活動的、たくましい、強い、荒っぽい……)のことを指す。
今世界では、ジェンダーを見直すことで性別によらずひとりひとりの資質や能力を生かせる社会に、またお互いの違いを認め共に生きる工夫をする柔らかな関係性の社会ヘと変わっていこうとしている。
そこで、ジェンダーを学ぶためにおすすめしたい書がある。もうずっと紹介しようと思っていたとっておきの本なのである。
この書との出会いは、店主の友人の息子さんが通う男子高に著者の星野さんが講演会に招かれたようで、保護者も一緒に参加できた講演会がとにかくすばらしかったとその後、本書も読んだ友が絶賛しおすすめしてくれたのだ。
「ふつう」ってなんだろう?と子どもたちとともに考える練習にとても役立つ。
性別も、世代も、肩書きも、価値観も、思想も、分断も「とびこえて」、ジェンダー平等な社会を実現するための、みんながそれぞれの幸せを掴むための、自分らしく生きるための教科書といっても過言ではない。
報われなさを誰かの自己責任にするのではなく、ケアする人がケアされる、そんな当たり前だけれど、当たり前のことすら実現できていない社会構造を教育実践を通じて築き直す。生きることをあきらめてしまわぬような物語を丁寧に編んでいく。
それでも、「生きずらさ」という壁にぶつかった時、言葉を持てずにいる誰かに、沈黙の中にいる誰かの声をそっと照らす、小さな光に、本書はなってくれるはずだ。
思春期真っ只中の息子の通う中学校の図書館にもリクエストをしました。
中学生の時分に、この書に出会えていたらこの先の人生が生きやすくなると確信し、語りを祈りにして……
「思い描くのは、支配というものがない世界に生きること。
女と男は同じではないし、いつでもどこでも平等というわけではなくても、交わりの基本は互いに相手を思いやることだという精神がすみずみにまで行き渡った世界に生きることだ」
『フェミニズム*はみんなのもの 情熱の政治学』ベル・フックス 堀田碧 訳(エトセトラブックス)2020/814
*フェミニズムとは?性差別をなくし、性差別的な搾取やなくす運動のこと
子どもと共に学校で「ジェンダー平等(公平)」を考えた至極の記録(著者自らの痛みも伴うので辛くなった時は休み休み読んだり、読めるタイミングで読んでみてほしい)
「飛ぶ教室」をこえて、とびこえていこう.ᐟ.ᐟ
『とびこえる教室 フェミニズムに出会った僕が子どもたちと考えた「ふつう」』星野俊樹(時事通信社)2025/7/18
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