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本:『何とかならない時代の幸福論』ブレイディ・みかこ×鴻上尚史

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ーランドセルとリクルートスーツが当然と思われている限り
日本は変わらないと思いますー鴻上尚史

と彼は語る。

一年生になったらランドセルを背負って学校へ行く。期待に胸を踊らせて。それは当然のことのように、ぴかぴかのランドセルを買ってもらって。

そして、直ぐに疑問に思ったんだよね。
なぜ、男の子は黒い色で、女の子は赤い色のランドセルなの?(30年以上昔は、男の子は黒、女の子は赤という選択肢しかなかった)子鳴き爺よろしく重いランドセルを毎日背負って通う苦痛。そして、極めつけは物があまり入らないという皮肉。

そんなこんなで、二年生からリュックで通った私。しかも、黒いリュックで。そりゃもう、軽くて、男の子の持つ色の黒。心が踊った。
クラスのみんなのみならず全校生徒がランドセルだった。
それが、ちっとも恥ずかしいとは思わなかった。むしろ、なんでみんなランドセルなんだろうって感じていた。リュックの方が便利だよ、と。汚れたら洗えるしね。

そんなおぼろげな記憶をたどり、気が付けばわが息子も小学生。そして入学前、ランドセル問題が食卓にのぼった。

私の小学生の時の話を語って聞かせ、息子はどうしたいのか聞いたところ、「リュックが良い!」と快活に一言。

そんなこんなで、3年生になった今も一人リュックを背負って(全校生徒でもリュックなのは彼だけ)小学校までの道のりを通う。足取り軽く。

給食問題でもマスクの事でも言えることなんだけれど、給食を食べさせたくないのなら(添加物を取るとお腹を壊すので保育園の頃からお弁当を持たせている)お弁当を持参することは得策。マスクが嫌なら、つけなくても良い。着けたい人が着けたら良いのであって、マスク装着を義務付ける行為は乱暴で恐ろしい。

みんなと同じにと言う「同調圧力」によって、こどもがのびのびと生きる権利を奪ってしまうことは、おとなが率先して阻止しなければならない。この窮屈で生きにくく「何とかならない」社会(世間)を作り上げているのはその大人たちなのであって、大人たちはその事実をきちんと認識し、多様性を認め合うためにも、この本で学びを深めましょう。そして、想像しましょう。幸福に生きるために。

人と違うことをやってみようと思うのが人間のクリエイティビティの目覚めだから、保育士は、それを妨げちゃいけないーブレイディみかこ

と彼女は語る。

「何とかならない時代の幸福論」ブレイディみかこ/鴻上尚史(朝日新聞出版)

教育関係者、親たち、こどもの心を忘れてしまった大人たちへの推薦図書とさせていただきます(勝手に)。

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