本『紅茶の絵本』大西 進 作　平澤まりこ 絵

知っていそうで知らないこと、この世の中にはそんなことがあふれている。

紅茶も、緑茶も、番茶も、烏龍茶だって、おなじ茶の木からなるのだ。(これ、わりと大人になってから知った事実。カフェ経験の長い店主だというのに。ま、ここだけの話だけれどさ)

さておき、紅茶卸人・テテリアの大西 進さんによる、紅茶の基本から淹れ方まで、平澤 まりこさんのイラストとともに分かりやすく丁寧に教えてくれます。今さら人に聞けないこととかもね。

まずは自分のために、とってもおいしい紅茶を淹れてみようと立ち上がる。

え？むずかしそうだって。とんでもない、この絵本を読んだあとなら、誰だっておいしい紅茶を淹れることができるのだから。ほんのすこしのコツと、ちょっとした道具を使えばね。

作り方の目安こそあれ、守るべきことはないのが紅茶のいいところ。自分がおいしいと思う紅茶を淹れることができれば、あなたもあなたのまわりの人も笑顔にできちゃう魔法の飲み物。

世界でいちばんやさしい紅茶の本。シリーズで、『コーヒーの絵本』、『チーズの絵本』もございます。

八十八夜の今日という日こそ、幸せな香りに包まれる紅茶を飲んで、やさしい氣持ちになろっ。って、１００杯くらい飲まないとあかんか。

ティーバッグですら、十分おいしくしあわせなのでありました。

【タイトル、著者】『紅茶の絵本』大西 進 作　平澤まりこ 絵

【出版社】ミルブックス

【出版日】2016/11/23

【税込価格】¥1,100


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